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8月2日緊急開催!チャリティオンライントーク「インタープリテーションの新展開」

【ご参加とご寄付の御礼】
終了いたしました。74名の方のお申込み、支援金のご寄付額は206,000円(速報値)となりました。ありがとうございました。

私たち日本インタープリテーション協会の活動は新型コロナウイルス禍の状況のもと、オンラインに軸足を移しています。毎年、全国からインタープリターたちが山梨県の清里高原に集う「インタープリターズフォーラム」も5月31日にオンラインで開催をいたしました。
加えて7月3日から九州南部を襲った豪雨では、甚大な被害にあたって仲間たちが救援活動に奔走していますが、被災地支援活動に際してもウイルスの影響は大きく、県外からの支援はたいへん困難な状況にあります。そこで8月2日にチャリティオンライントーク「インタープリテーションの新展開」を緊急開催することといたしました。全国各地の現場で活躍されている本協会のフェロー9名が登場します。
今回の参加費は1,000円〜寄付としてお預かりし、チケット販売経費を差し引いた全額を災害支援金として、「RQ九州」へ寄託いたします。

8月2日の13時〜、15時〜、19時〜のそれぞれ3つの時間帯で開催しますので、ご都合の良い時間帯にご参加(視聴)ください。また参加申込者には全体セッション部分を録画で見ていただくこともできます。

皆さんのご参加・ご支援をお待ちしています!

主催:一般社団法人日本インタープリテーション協会
日時:2020年8月2日(日) 13:00~ 15:00〜 19:00〜(三部構成)
対象:インタープリター、インタープリテーションに関心をお持ちの方
定員:100人
内容:ビデオ会議システム「Zoom」によるトークセッション(全体+グループセッション)
参加費:①1,000円 ②3,000円 ③5,000円 ④10,000円
*4つの価格設定をしますが、金額以外に差異はありません。第1部〜第3部すべてに参加(視聴)していただけます。
(販売経費を差し引いた全額を「RQ九州」へ寄託します)

■申込方法
申し込みと参加費送金は「Peatix」を用います。以下から申込フォームに進み参加登録してください。
申し込みフォーム:http://ptix.at/h8iyy9
・事前に参加申込みが必要です。
・先着順で定員に達し次第締め切ります。

←QRコードを読み取って、申し込みフォームに進めます。

■当日の参加の仕方について
システムとしてZoomを使います。
申込者の皆様には、Zoomの参加情報をメールにてお知らせします。
ご参加にはパソコンやスマホ等の端末とインターネット環境が必要です。

プログラム:

13:00〜14:40

第1部「インタープリター・トレーニングの新展開へ」

来訪者や学習者に、質の高い体験と学びを提供するためには、インタープリターの育成、そしてスキルアップが欠かせません。第1部では「インタープリター・トレーニング」を取り上げます。
山本幹彦さんは欧米の環境教育プログラムの紹介や文献の翻訳で知られ、最近はスウェーデンの「野外で算数」のワークショップを各地で開催されておられます。また「インタープリテーション入門」の最新版の翻訳出版を準備中です。
山田菜緒子さんはアメリカの大学でインタープリテーションを学び、NAI(アメリカインタープリテーション協会)の大会にも継続して参加しながら、評価とトレーニングについて研究を進められています。
そして本協会理事の川嶋直さんからは「環境省国立公園満喫プロジェクト」での人材育成の取り組みについて紹介していただきます。

山本幹彦(NPO法人当別エコロジカルコミュニティ理事長/北海道)
山田菜緒子(金沢大学大学院人間社会環境研究科講師/石川県)
川嶋 直(日本環境教育フォーラム理事長/山梨県)
進行:古瀬浩史(日本インタープリテーション協会代表理事)

15:00〜16:40

第2部「エコツアー/エコツーリズムの新展開へ」

第2部は新型コロナウイルスの影響を大きく受けているエコツアー、エコツーリズムの最前線からの報告です。
新谷雅徳さんはJICA専門家として海外のエコツーリズム開発に携わられる一方、地元の静岡県富士宮で、高単価、高付加価値のインバウンドエコツアーを提供、現在は少人数グループをターゲットとしたグランピング施設の開発に注力されています。
小原比呂志さんは屋久島生態系の破壊に対峙するためにエコツアーを構築し、技術としてのインタープリテーションの実践と指導に取り組んできたパイオニアの一人です。現在ワーケーションDMC担当として厚みのある成熟したオプショナルエコツアーの開発とガイドのスキルアップに取り組んでいます。
森恭一さんは日本のエコツーリズムの草分け「小笠原ホエールウォッチング協会」に設立当初から関わりをもち、鯨類について観光資源と生物資源の両側面から研究、普及に取り組んでおられます。

新谷雅徳(一般社団法人エコロジック代表理事/静岡県)
小原比呂志(屋久島野外活動総合センター取締役/鹿児島県)
森 恭一(帝京科学大学生命環境学部教授/東京都)
進行:増田直広(都留文科大学/日本大学/帝京科学大学非常勤講師/日本インタープリテーション協会理事)

19:00〜20:40

第3部「対話を通じて意味・価値をつくりだす」

インタープリテーションは単に情報を伝えるだけの役割ではありません。第3部では「対話」に焦点をあて、新領域にチャレンジされている方々に登壇していただきます。
五味愛美さんはインタープリターとして培った経験を活かし、体験型の「婚活」イベントを企画・運営しておられます。
高橋真理子さんは「宙先案内人(Cosmos Navigator)」として、「病院がプラネタリウム」などで星空を届け、星で人をつなぐ、星と人をつなぐ活動を行ってこられました。
川廷昌弘さんは、SDGs(国連持続可能な開発目標)の達成に向け、行政、ビジネス、市民など様々なアクターを「つなぐ」活動に注力されています。

五味愛美(五味五感企画主宰/山梨県)
高橋真理子(一般社団法人星つむぎの村代表理事/山梨県)
川廷昌弘(株式会社博報堂DYホールディングスCSRグループ推進担当部長/神奈川県)
進行:高田 研(都留文科大学教授/日本インタープリテーション協会監事)

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■お問合せ
一般社団法人日本インタープリテーション協会
メール a.interpreter.j@gmail.com
担当:長谷川 幸子、小川結希

『インタープリターズ・フォーラム 2020 ONLINE』を開催しました(記録動画公開)

5月31日に『インタープリターズ・フォーラム 2020 ONLINE』を開催いたしました。
当日の内容を全部で14本の動画リストとして公開いたしました。(一部未収録のものもあります)


(画面右上の「1/14」とあるところをクリックすると、14本のリスト全体が見られます)

毎年、全国からインタープリターたちが山梨県の清里高原に集い、交流や情報交換を行ってきました。今回も1月から具体的な開催準備をはじめましたが、新型コロナウイルスの状況に鑑み、オンラインで開催する運びとなったのでした。

なにぶん、開催する私たちも大規模な参加型の集会をオンラインで実施する体験は初めてでしたので、毎週のようにZoomで実行委員会を開いて、フォーラム全体の企画について議論するのはもちろん、Zoomをフル活用するための技術的な検証や練習を行いました。4月25日には「インタープリターZoomミーティング」を開催し、100名近い方々に参加をいただいて、オンラインでの大規模な参加型集会の運営経験を積むことができました。

『インタープリターズ・フォーラム 2020 ONLINE』を有料開催することで、どれだけの方々にご参加いただけるか、実行委員会ではたいへん気をもんでおりましたが、おかげさまで160名近い方々の参加をいただくことができました。

全体会場のほか、全部で4つの会議室を同時に開き、複数のテーマセッションや研究発表セッションを並行して行ったり、休憩室やおしゃべり部屋を設けるなど、あたかも実際の会場に行って部屋を渡り歩いて参加者同士挨拶したりおしゃべりしたりできるような雰囲気をつくり出しました。

また、昼休みに、ちょっと外の空気を吸いにお散歩していただいてスマホやデジカメで「#こんな時こそ身近な自然観察」写真を撮影していただき、それを一つのスライドショーに仕上げるという企画も行ってみました。

いずれも、インタープリテーションはもちろんのこと、数多くのイベントや集会、研修講座、学会大会などの経験を踏んできた実行委員たちのアイデアを詰め込んだものになったのではと思っています。ご参加いただいたみなさんからのアンケートを拝見し、概ねご好評をいただいたものと思います。

「インタープリテーションの今とこれから」をテーマに、全体会やテーマセッションで話題提供をしてくださった皆さん、そして研究発表セッションで研究発表をしてくださったみなさんもありがとうございました。とりわけ遠くカリフォルニアから貴重なお話をいただいたトッド・ヒサイチさん(USNPSパークレンジャー)には深く御礼申し上げます。

『インタープリターズ・フォーラム 2020 ONLINE』実行委員会
小川結希、川嶋直、坂田大輔、関根健吾、高田研、鳥屋尾健、西村仁志、長谷川幸子、林浩二、古瀬浩史、増田直広、増田由香子、森恭一

「Japan-US Webinar on Park Interpretations during COVID-19」を開催

「Japan-US Webinar on Park Interpretations during COVID-19」をアメリカ国立公園局国際部、日本の環境省自然環境局の協力のもと、開催しました。
新型コロナウイルスの状況のもと、アメリカの国立公園局管理サイトもクローズを余儀なくされていますが、デジタルデバイスやSNSを駆使して情報発信に努めている様子や、再開園をする際の対策や対面プログラムの実施方法など貴重な情報を知ることができました。
日本から環境省の自然公園利用推進室の中島室長、大山隠岐国立公園の辻田所長、そして本協会理事で日本環境教育フォーラムの理事長でもある川嶋直が日本の国立公園の状況と今後の再開にむけた取り組み、そしてインタープリテーションや自然体験活動の現状について報告させていただきました。
韓国、中国、タイ、オーストラリア、ジョージア、ナイジェリアの国立公園担当者からの参加もあり、それぞれご発言をいただきました。
たいへん有意義な機会となりました。この様子は5/31の「インタープリターズ・フォーラム2020 ONLINE」で報告します(参加申込受付中!)

Youtubeでも録画を公開しました。

インタープリターズフォーラム研究発表・実践報告の募集

※発表・報告の募集は締め切りました。
インタープリターズ・フォーラム2020 ONLINEに際しまして、研究発表・実践報告を公募いたします。インタープリテーションに関係する日頃の研究の成果や、実践事例などをぜひ共有ください。Zoomでのオンライン開催となる今回は、発表者の方には事前に各自で「動画」を制作していただきます。それを、開催前に参加者に向けて「限定公開」いたします。当日は動画を視聴した上で、ディスカッションを行います。「動画」は、ファイル形式が動画(MP4、もしくはmov)であれば、学会発表的な映像でも、パワーポイントから書き出した動画などでもOK。スタイルや内容は自由です。

参考:いろいろな動画の作り方映像資料 URL:https://youtu.be/ZGXYFu908g8

この資料の後半にも記述があります。

募集要項
・インタープリテーションに関連した内容なら分野は問いません。
・動画と内容説明(200字以内)を、下記宛先までお送りください。
・動画は12分以内(厳守) ファイル形式はMP4もしくはmov
・要旨は無くても可としますが、提出される場合はA4判2ページ以内とします(Wordのテンプレートあり)。

エントリー方法
・発表の、1.タイトル、2.発表者名、3.所属・活動団体、4.内容説明 を下記のアドレスにご連絡ください。
・宛先:furuse@ntu.ac.jp 古瀬(研究発表担当)
・締め切り:エントリー(タイトルと概要)他締め切り 5月16日
動画ファイルおよび要旨送付締め切り 5月23日

送付方法:動画は(可能であれば)ある程度ファイルサイズを落として、firestorageなどのウェブサービスでお送りください(添付ファイル不可)。要旨は添付ファイルで結構です。
参考:firestorrage:https://firestorage.jp/ 
動画の公開について:動画は、事前に「限定公開」でYoutubeにアップします。フォーラム終了後「公開」といたしますので、公開を前提に作成ください。
お問合せ:furuse@ntu.ac.jp 古瀬(フォーラム研究発表担当)

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参考:発表動画の作成方法
 ※ビデオカメラ等を使用せず、パソコン、スマホで発表動画を作る手軽な方法をいくつか紹介します。
スマホで録画
iPhoneなどで発表を撮影。標本などの実物を見せたり、KP法などに適している。 ファイルが大きくなりがちなので、後述のアプリ等でダウンサイジングしてください。

パソコンでスクリーンキャプチャ
自分のパソコンでPowerPointに合わせてナレーションする画面を「スクリーンキャプチャ」(写真ではなく、動画でキャプチャ)する方法(macの場合はshift+comand+5)。

ZOOMで動画 
オンライン会議システムZOOMで、1人で「会議」を行い、レコーディング機能を使って動画を作ると、圧縮効率のよい動画ができる。「画面共有」の機能でスライドを写すなどにより、編集なしの一発撮りで発表動画が作成可能。

パワーポイントで動画 
・パワポのスライドに「メディアの追加」でナレーションを追加。
・スライドショーを動画に書き出すことができる。
・ファイルは大きいのでアプリ等でダウンサイジングが必要

その他の動画作り方法
・MacのiMovieなどで、パソコンのカメラで録画
動画のダウンサイジングのためのアプリ

  • ・Moo0 動画圧縮器(小さくなーれ!)Winのみ
  • ・Handbrake Mac Win

リレーコラム/その7「インタープリテーションの未来」

西村仁志 広島修道大学教授/日本インタープリテーション協会理事

第二走者の増田由香子さんが「国立公園オタク」なら、私は「ヨセミテオタク」(28回も訪問・滞在)なので、ヨセミテ国立公園の話を書きたいところですが、ここではそれを泣く泣く封印して、チームとしてのゴールを目指したいと思います。

さて、私は2016年に「インタープリテーション活動の新しい動向」という論文を発表しました。まずインタープリテーション活動の発端、アメリカや日本における組織的な導入の経緯、そしてその時代ごとの役割の変遷について整理しました。そのうえで、インタープリテーションはその当初から、①自然環境や文化的環境への関心と理解を高めること、②興味を刺激・啓発し、生活に新しい視点を与えること、③活動主体(担当行政機関や民間団体)の目的・業務の内容を知らしめることという3つの役割をもっていたのですが、近年さまざまな新しい領域でもインタープリテーション活動が取り入れられるようになったことで、その役割は社会問題の解決や持続可能な社会の実現にむけて大きく拡大してきているという内容でした。それは例えば生物多様性保全におけるCEPA、科学技術コミュニケーション、ESD+SDGsなどの領域です。ただこれは「インタープリター/インタープリテーション」側の人間や団体がそれを牽引、あるいは「プッシュ」してきたというよりも、それぞれの領域で「インタープリテーションという機能」が必要とされてきている。つまり「プル」されていることで拡大してきたように思います。

    

ヨセミテ国立公園のインタープリテーションの様子(筆者撮影)

一方これと似ている状況と役割に「ファシリテーター/ファシリテーション」があるでしょう。両者を比較してみると(両方に関係している人も多いのですが)ファシリテーションはかなり普及や一般化が進み、学校教育や企業経営などの関係者にも認知が拡がっていますし、実践者の層も大きく拡がりました。これは「プル」もありつつ、「ファシリテーター/ファシリテーション」側の関係者による「プッシュ」も大きいように思います。例えば研修会、集会、研究会や本の出版などによるものです。「インタープリター/インタープリテーション」ももっともっと「プッシュ」していかないといけないなと思っています。

私たち関係者も遅ればせながら「インタープリター・トレーニング」(ナカニシヤ出版)の出版、インタープリテーション協会の法人化、それから昨年の「日米インタープリターズフォーラム」の開催へと駒を進めてきています。昨年の日米フォーラムでは「これからのインタープリテーションを考える」と題して、社会変革やSDGsにかかわる分科会を担当しましたが、その役割は社会問題の解決や持続可能な社会の実現にむけてきわめて大きいという確信は揺るがないものとなりました。

 

「日米インタープリターズフォーラム」(2017.5 清里)
「これからのインタープリテーションを考える」分科会の様子(筆者撮影)

今年のフォーラムでも各地からの実践報告や研究発表を受けて、ぜひインタープリテーションに関する議論と内容を充実させていきたいと思います。そこから新しい本をつくりましょう。研修会、集会のスタイルや方法も編み出しましょう。そうやって、みんなで一緒にインタープリテーションの未来を拓いていきたいですね。

では、清里でお会いできることを楽しみにしています。