リレーコラム/その9「インタープリターの地域での役割」

小林政文 ホールアース自然学校沖縄校 がじゅまる自然学校 代表

インタープリターは地域・場ごとに多様であり、様々な役割を担っている。そして、それはこれからさらに重要な存在になっていくと考えている。

私が活動する沖縄県名護市では多くのエコツアーが日々開催されている。
自然や文化、歴史の素晴らしさを現地の資源の力を借り、参加者に伝える。参加者は自分自身だけではたどり着けなかった満足感を得られる。

旅の醍醐味は発見だ。その発見をそっと手助けするのがガイド。
もう一度訪れてみたい・地元の自然でも体験してみたいという変容を促したということであればガイドが行っているのはインタープリテーションそのものである。
観光やエコツアーのガイドは自覚がなくともインタープリターなのだ。

私たちインタープリターはプログラムという商品を参加者に提供する。プログラムを魅力的なものにするためには資源のチカラも必要である。資源はどこにでもあるものではないため、自分のフィールドというものが必然的に生まれてくる。私たちはその場所をとても好きになる。好きでなくとも自分の仕事場は大切にする。大切にしなくともいつも目にする。目にすれば関心が寄せられる。その結果、自然や文化が守られるのではないか。
インタープリターは自然を管理している存在ということだ。

全国的に資源のチカラが大きい場にはインタープリターが集まる。山や森、河川、湖、海岸など。集まれば連携することも多い。
私の活動するフィールドでも10以上の団体でいくつかの取り組みをしている。
人間が適切な管理をした自然、人が集まる自然にはさらにチカラが宿る。インタープリターが集まるフィールドにはプログラム参加者以外にも人が集まるようになってくる。

そこで私が活動しているエリアで進めているのが、来訪者の誰もが一緒にそこ守るような存在になれないかという活動だ。各人がゴミをポイ捨てしないだけなく、落ちているものをそっと持ち帰れるような。むやみに口コミで情報を拡散するだけでなく、自然の大切さも合わせて発信するような。インタープリターはリーダーでもあり、発信者でもある。

私たちの大切なものがいつまでも持続可能に。当たり前に。
インタープリターとして、社会への小さな貢献を目指したい。

 

【受付終了】6月5-7日 『インタープリターズ・フォーラム 2021 ONLINE』

全国のインタープリターが山梨県清里高原に集い、交流や情報交換を行ってきたインタープリターズ・フォーラム。既報の通り、今年もオンラインで開催させとなります。この度、全体会トークセッションや分科会の内容が概ね決まりましたので、いよいよ受付を開始させていただきます。

 コロナ禍で迎えた昨年のインタープリターズ・フォーラムでは、この状況を何とかしなければという皆さんの思いが集結し150人を超える参加者が集いました。あれから一年、インタープリテーションを取り巻く社会の状況は改善しているとは言い難い状況です。その中でこの一年全国のインタープリターたちはどのような取り組みをしてきて、更にコロナ後をどのように見据えているのでしょうか。

 今年のフォーラムは「インタープリテーションの今と未来」を主題に、インタープリターの様々なチャレンジを紹介しながら、全国のインタープリターを繋ぎ、その先を考えていく、そのような場にしたいと思います。

 全国のインタープリター、もしくはインタープリテーションに関心をお持ちの皆さんのご参加をお待ちしています! 

<インタープリテーションとは?>
地域資源(自然や文化、歴史など)の意味や価値を伝えることを通して持続可能な社会づくりに貢献する教育。自然公園や多様な教育の現場、観光などに活用されています

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■開催概要

  • 主催 一般社団法人日本インタープリテーション協会
    日時 2021年6月5日(土)~7日(月) いずれも午後
       ※オンラインミーティングソフトZoomを使用します
    対象 インタープリター、インタープリテーションに関心をお持ちの方
  • 定員 100人
    内容 5日:トークセッション、インタープリテーション協会アナウンス
               6日・7日:研究発表・実践紹介、分科会
    参加費 一般3,000円、学生1,500円

 ■申込方法

Peatixでお申し込みいただきます。以下から申込フォームに進み参加登録してください。

申し込みフォーム:https://ipf2021.peatix.com/

  • 事前に参加申込みが必要です。(先着順で定員に達し次第締め切ります)。
    研究発表も募集中です。発表希望者は下方の「インタープリターズ・フォーラム2021 研究発表・実践報告の募集」をご覧ください 研究発表は募集終了しました。

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■実施スケジュール

<6月5日(土)>

13:00開始

  • 開会式
  • トークセッション「新しい社会でのチャレンジ」

・その1

 登壇予定ゲスト
 大堀健司さん(エコツアーふくみみ)
 菊間彰さん(一般社団法人をかしや)
 志賀壮史さん(NPO法人グリーンシティ福岡)

・その2

 登壇予定ゲスト
 飯田貴也さん(NPO法人新宿環境活動ネット)
 坂本和弘さん(葛西臨海水族園)
 中村千穂さん(アクアマリンふくしま)

○インタープリテーション協会セッション
IP協会が考えるこれからのIPトレーニング」(古瀬浩史・西村仁志)

18:00終了予定

自由参加「夜のおしゃべり部屋」

<6月6日(日)>

13:00開始

  • 研究・事例発表
  • 分科会

分科会1「これから就職する人へのガイド」
分科会2「全国の現場から~情報交換と交流と~①」
分科会3「インクルーシブ・インタープリテーション」を考えよう」
分科会4「インタープリテーションの活用法を見つけよう!」

17:45終了予定

自由参加「夜のおしゃべり部屋」

 <6月7日(月)>

13:00開始

  • 研究・事例発表
  • 分科会

分科会6「全国の現場から~情報交換と交流と~②」
分科会7「市民参加型調査をやってみよう!~“日米インタープリテーション・オンライン研修会withグレート・スモーキー・マウンテン国立公園”を経て~」
分科会8「全国の現場から~情報交換と交流と~③」
分科会9「インタープリテーション×SDGs 〜グローバルな視点・ローカルな視点〜」
分科会10「「インタープリターとしてある」を描きなおす。」

 18:35終了予定

自由参加「夜のおしゃべり部屋」

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 ■トークセッション詳細

「新しい社会へのチャレンジ」を主題に、ゲストスピーカーからの活動や考えの紹介をいただくとともに、スピーカーと参加者を双方向でつなぎ、未来を考えていく、そんな時間です。

 <その1>

その1は、エコツアーやプログラム受託、講師などの事業を行い、主に個の力で活動されている3人です。人の往来が制限される中、とても個性的でアイディアあふれる取り組みをご紹介いただきます。

 

 

 

 

大堀健司さん(エコツアーふくみみ)
石垣島の観光と環境教育の個人商店「エコツアーふくみみ」代表。
ふくみみは今年で開業20周年。小さい経営規模のまま多様で密度の高い仕事をゆるやかにがんばっております。

 

 

菊間彰さん(一般社団法人をかしや)
1974年生まれ。「一般社団法人をかしや」代表理事。環境教育とインタープリテーションが専門。ロープワークやナイフワーク、火起こしなどアウトドア全般も得意。富士山麓、沖繩、新潟など全国で仕事をしたのち、2008年より愛媛県今治市に移住「をかしや」を起業。インプリ研修等多数実施。2020年初の著書「もう一度会いたい」と思われる人になる インタープリターが伝えるコミュニケーションと探求の極意」を上梓した。

 

志賀壮史さん(NPO法人グリーンシティ福岡)
NPO法人グリーンシティ福岡の理事として、環境保全や環境教育分野の対話・体験の場づくりを行なっています。2020年4月からオンライン型の自然観察会を実施し、そのノウハウを「オンライン観察会はじめてガイド」としてまとめ配布中。大分県竹田市出身で好きな食べ物はカボスをかけた白菜の漬けものです。

<その2>

その2は、主に施設での活動を主体にしている皆さんです。施設を核とするインタープリテーションは多くの人の心を動かす利点がありますが、多くの施設はこの一年休館や利用制限などを余儀なくされました。そのような中での取り組みやこの先の館の活動のあり方をお話いただきたいと思います。

坂本和弘さん(公益財団法人東京動物園協会 葛西臨海水族園 副園長兼飼育展示課長)
東京水産大学大学院修士課程修了後、1986年に上野動物園水族館に配属。葛西臨海水族園の開園準備に関わり、その後、東京都水産試験場にも。都立動物園水族園で教育普及事業にも関わり、長年「生きている動物」を見せながら、誰に何を伝えるのか考えてきました。

 

 

飯田 貴也さん(NPO法人新宿環境活動ネット 代表理事)
新宿区立環境学習情報センターの「環境学習コーディネーター」として、学校と地域(市民・NPO/NGO・企業・行政)をつなぐ役割を担い、小・中学校における出前授業やワークショップなどを年間80件ほどコーディネート。「ESD円卓会議」「日中韓環境教育ネットワーク(TEEN)国内委員会」等で委員を務める


中村千穂さん(アクアマリンふくしま 縄文の里グループ主任)
小~中学校をインドネシア・ジャカルタで過ごし、心身共にどっぷり海に浸かる。帰国後、東京水産大学(現・東京海洋大学)へ進学しさらに深度を増し、2004年にアクアマリンふくしまへ入社。2010年、急に上陸(哺乳類の担当になる)。以来、動物に囲まれた毎日を過ごしながら教育普及にもちょこちょこ手を出す移り気な飼育員。ビールが大好き。

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■分科会詳細

設定された話題で進行する、参加型セッション。本フォーラムの実行委員を中心に、これからのインタープリター/インタープリテーションを考える内容を取り揃えました。2部屋同時進行していきます。

分科会1「これから就職する人へのIPガイド」

「フォーラム参加者の中には、いままさにインタープリターになるために勉強中、就職・転職活動中という方もいらっしゃるかもしれません。この分科会では、インタープリターとはどんな仕事なのかおさらいしつつ、どんな職場や関わり方があるのか、最近の求人の傾向など見ていきたいと思います。参加者からの質問も受けながら、インタープリターになりたい人を応援していく時間にしたいと思います。」

ナビゲーター:坂田大輔(㈱自然教育研究センター)、小川結希(㈱自然教育研究センター)

分科会2「全国の現場から~情報交換と交流と~①」

北海道から沖縄まで。
各地のインタープリターからの事例発表を議論の中心にしながら交流を目的とした分科会です。
議論を深めることよりも情報交換や交流のきっかけづくりを目的としていますが、人との対話により気づきが深まることを期待しています。
各分科会(60分)で3名(各10分)の発表とそれを基にしたグループでの情報交換(30分)で運営します。

【北海道】大雪山自然学校 社本 麗南 さん
【関西】ポジティブアースネイチャーズスクール 赤尾 操 さん
【対馬】対馬里山繁営塾 藤川 あも さん

ナビゲーター:小林政文(がじゅまる自然学校) 

分科会3「インクルーシブ・インタープリテーション」を考えよう

インタープリテーションは誰もが参加できるものであり、多様な人々が参加していると各々の発見や学びが大きくなると考えています。今回の案内役の2人は「みんなで楽しむインタープリテーション」勉強会を立ち上げ、特に障がいの視点でのインクルーシブ・インタープリテーションの実践や情報交換をしています。本分科会では上記勉強会からの話題提供や皆さんとの情報交換を行います。関心をお持ちの皆さん、ご一緒しましょう。

ナビゲーター:
    増田直広(鶴見大学短期大学部、日本インタープリテーション協会)
       この4月より環境教育の視点を持った保育者養成に奮闘中
    大下歩:エコツーリズムを学ぶ全盲女子。単身コスタリカ
       へ行き、インクルーシブ・ツーリズムを学ぶ

分科会4「インタープリテーションの活用法を見つけよう!」

インタープリテーションって、どんなところで使われているでしょうか?国立公園や教育施設だけでしょうか?分科会では、身近な活動や個人事業などで地域教室・保育・観光での活用方法の事例をもとに、背景にある課題やインタープリテーションを活用するアイデアなど、参加者の皆様と情報共有しながら考えていきたいと思っています。気になる方、これから始める方、すでに活動している方など、ご一緒できることを楽しみにしております。

ナビゲーター:手塚幸恵(会社役員。Kid’s Lab.小笠原、ギャラクティック・キッズ主宰)
  自然の中でインタープリテーションを使った観察会を開催。
  島外の人とつながるコラボ企画「UMITANI+ty」をスタート。

長谷川幸子(一般社団日本インタープリテーション協会理事)
  保育と自然をつなぐ研究会自然遊びコーディネーター。 幼児教育の場で自然を伝えるインタープリテーション活動に従事。

松原邦雄(ジャングルトレッキングガイド):環境省自然公園指導員。東京都・小笠原村認定ガイド。父島で初の山と自然のガイドになり、インタープリテーションを使ったガイドを実践。

分科会5「1枚の写真@いいね!IP」

皆さんの記憶に残るインタープリテーションはありますか?このセッションでは、感銘を受けたり感心したりしたインタープリテーションを、その場面を記録した写真を元に参加者で語り合います。感銘を受けたIP体験をした人はぜひそれを分かちあいませんか。また、IPの技術を向上させたいと思っている人、IPをどう展開したら良いか悩んでいる人は必見!話題提供も質疑もポジティブに「いいね!」で進めたいと思います。

ナビゲーター:森恭一(帝京科学大学)・山田菜緒子(金沢大学)

分科会6「全国の現場から~情報交換と交流と~②」

北海道から沖縄まで。
各地のインタープリターからの事例発表を議論の中心にしながら交流を目的とした分科会です。
議論を深めることよりも情報交換や交流のきっかけづくりを目的としていますが、人との対話により気づきが深まることを期待しています。
各分科会(60分)で3名(各10分)の発表とそれを基にしたグループでの情報交換(30分)で運営します。

【小笠原】プーランプーランシーカヤッククラブ 清水 良一 さん
【東北】奥羽旅人ネイチャーセンター 島貫 陽 さん
【北陸】環境教育事務所ネイチャーブランドプランニング 小川 カツオ 将友 さん

ナビゲーター:小林政文(がじゅまる自然学校)

分科会7:「市民参加型調査をやってみよう! ~「日米インタープリテーション・オンライン研修会withグレート・スモーキー・マウンテン国立公園」を経て~」

4月にオンラインで行われた日米インタープリテーション研修会のテーマであった「市民参加の科学調査×インタープリテーション」では、市民と研究者をつなぐしくみ、市民が収集した科学調査データの活用と成果、参加すること自体が市民の意識に果たす役割など、改めて日本における市民参加型調査の可能性を考えるきっかけとなりました。この分科会では、日本で行われている市民参加の調査プログラムの事始め(始めるための要素と実施プロセス)、具体的なプロジェクトの事例を紹介し、「自分の地域で新たに始めるには?」「より良い活動にしていくには?」を皆で考えたいと思います。

ナビゲーター:増田由香子(フリーランス/獨協大学非常勤講師 )、鹿谷麻夕(しかたに自然案内)、河内直子(Amamo Works)、西村仁志(広島修道大学)、川嶋直(日本環境教育フォーラム)

分科会8「全国の現場から~情報交換と交流と~③」

北海道から沖縄まで。
各地のインタープリターからの事例発表を議論の中心にしながら交流を目的とした分科会です。
議論を深めることよりも情報交換や交流のきっかけづくりを目的としていますが、人との対話により気づきが深まることを期待しています。
各分科会(60分)で3名(各10分)の発表とそれを基にしたグループでの情報交換(30分)で運営します。

【沖縄】カラフルウェーブ 大坪 弘和 さん
【関東】くまつ環境教育事務所 久松 信介 さん
【屋久島】屋久島野外活動総合センター 小原 比呂志 さん
※グループは3名程度を予定 ※ビデオ、声ONでの参加可能な方のみ

ナビゲーター:小林政文(がじゅまる自然学校)

 分科会9「インタープリテーション×SDGs 〜グローバルな視点・ローカルな視点〜」

インタープリテーション(IP)の活動と持続可能な開発目標(SDGs)を結びつけて考えることは、その活動のグローバルな位置付けにつながります。このセッションでは、それに加えてローカルな(社会)課題を組み合わせて考えてみることで、グローバルとローカルの両方の視点から活動の位置づけを探ります。

ナビゲーター:林浩二(千葉県立中央博物館)

分科会10「インタープリターとしてある」を描きなおす。

施設や自然学校で働いている、エコツアーやガイド事業に邁進している… 活躍できる所属やポジションに恵まれている時は、自分をインタープリターだと明言しやすいものです。言わば環境に活かされている状況。何かの拍子にそれを失ったとき、自分の足元がぐらつきませんか?でもその時は、インタープリターとしての自分のあり方を描きなおすチャンスです!
環境やライフステージの変化で、今現在ポジションを見失っている方、お仕事を新たに創ろうと模索している方、他分野で活動しようとしている方も、それぞれ個人の現状把握を起点に、自分が心に描く理想のインタープリター像を明らかにしていきましょう。互いに応援したり協力したりするつながりづくりのきっかけにもなると嬉しいです。育て中の方」「この活動に興味のある方」などのご参加をお待ちしています!

ナビゲーター:仲上美和(フリーランスIP / 環境教育事務所Linoworks代表) 他

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■インタープリターズ・フォーラム2021 研究発表・実践報告の募集

研究発表・実践報告の募集は終了しました。

例年、インタープリターズ・フォーラムでは、研究発表・実践報告として、インタープリターの皆さんが活動の中で調査研究されたことや取り組まれたことの発表の場を設けてきました。今年も、研究発表・実践報告を公募いたします。インタープリテーションに関係する日頃の研究の成果や、実践事例をぜひ共有ください。

募集要項

  • インタープリテーションに関連した内容なら分野は問いません。
  • 当日は発表15分、質疑応答5分の計20分を予定しております。
  • 発表の形式は、パワーポイント、KP法、動画の配信など特に指定はありません。
  • 要旨や発表の様子はフォーラム終了後、日本インタープリテーション協会のホームページで公開する予定ですので、それを前提に作成ください。
  • 発表を希望される方はタイトルと要旨を、下記宛先までお送りください。
  • 要旨はA4サイズ2ページ以内(Wordのテンプレートあり) 研究発表要旨テンプレート
  • 締め切り:5月23日(日)

・宛先:a.interpreter.jアットマークgmail.com(長谷川・小川)

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■当日の参加の仕方について

  • 申込者の皆様に開催前に、詳細スケジュールとZoomのURLを載せた「参加ガイド」をお送りします。
    ご参加にはパソコンやスマホ等の端末とインターネット環境が必要です。
  • フォーラムの実施記録のため、開催中はインタープリテーション協会で録画させていただきます。
  • 録画した各セッション、またはその一部を協会のホームページやYoutubeチャンネルで公開する場合があります。

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■お問合せ

一般社団法人日本インタープリテーション協会
メール a.interpreter.j(アットマーク)gmail.com
担当:長谷川 幸子、小川 結希

 

 

【申し込み開始】日米インタープリテーション研修会「市民参加の科学調査とインタープリテーション〜アメリカのグレートスモーキーマウンテン国立公園から〜」(オンライン開催)

2021日米インタープリテーション研修会@Zoom

「市民参加の科学調査とインタープリテーション
 ~グレートスモーキーマウンテン国立公園から~」

協会代表の古瀬、フェローの増田、理事の西村による予告・紹介の鼎談動画をYoutubeで公開しています。
https://youtu.be/rRkjksb6W3s

日本インタープリテーション協会では、1995年から”インタープリテーション”発祥の地であるアメリカ各地の国立公園を訪れ、様々なテーマでインタープリテーションを学ぶ、「日米インタープリテーション研修会」を開催してきました。コロナの影響で昨年は実施ができませんでしたが、今年は2021年4月に初のオンライン(Zoom)での開催を行います。

【主催】 一般社団法人日本インタープリテーション協会
【協力】 アメリカ国立公園局(U.S. National Park Service)/環境省自然環境局
【日時】
4月13日(火) 19:30~21:00 プレセッション(日本人参加者のみ)
4月14日(水)7:00~10:00 アメリカとつなぐウェビナー1日目
4月15日(木)7:00~10:00 アメリカとつなぐウェビナー2日目
19:30~21:00 ふりかえりセッション(日本人参加者のみ)

【定員(チケット販売枚数)】  一般100名、学生50名

【参加費】  一般3,000円、学生1,500円
※ご入金頂いた参加費はキャンセルされても返金することはできません。

【申し込み方法】 Peatixよりお申し込みください
https://juits2021.peatix.com

【申し込み〆切】 4/13(火)12:00まで
(先着順。定員に達し次第締め切ります)


【概要】
アメリカで最も年間のビジター数が多い国立公園「グレートスモーキーマウンテン国立公園」(ノースカロライナ州&テネシー州)。その生物多様性の豊かさ、そして市民参加型の科学調査の“ホットスポット”として、データやモニタリングに基づいた自然資源の保護と教育が盛んです。そこで、「市民参加の科学調査とインタープリテーション」をテーマに、グレートスモーキーマウンテン国立公園のパークスタッフや研究者、公園の公式パートナーNPOである「ディスカバー・ライフ・イン・アメリカ」「グレートスモーキーマウンテン協会」のみなさんをゲストスピーカーに招き、初のオンラインによる研修会を開催することにいたしました。

・研修会は3日間、それぞれ短時間に分けて行います。

・アメリカとの時差の関係で、主なインプットの時間である2日目と3日目のセッションは朝の開催、日本人だけで行うプレセッションとポストセッションは夜の開催となります。

・2日目と3日目の朝のセッションに関しては録画したものを参加者限定で公開しますので、リアルタイムで参加が難しい方も、ご都合の良い時間に視聴ができます。

・逐次通訳を入れて実施します。

・事前に申し込みが必要です。

・申込者には「参加事前案内」をお送りします。

・参加にはパソコンやタブレット等の端末とインターネット環境が必要です。

・システムとしてZoomを使います。


協会代表の古瀬、フェローの増田、理事の西村による予告・紹介の鼎談動画をYoutubeで公開しています。

 

■詳細スケジュール(予定)

4/13(火) 夜19:30~21:00 <プレセッション>

「アメリカとつなぐウェビナー」のセッションを理解しやすくするための予習的な時間です。日本インタープリテーション協会の関係者が担当いたします。
・日本インタープリテーション協会(IP協会)と日米セミナーについて
・今回のセミナーのテーマ「市民参加の科学調査とIP」について
・アメリカ国立公園局の概要
・国立公園と公式パートナー団体について  など
※「IP」は「インタープリテーション」の略です。

4/14(水) 朝7:00~10:00 <アメリカとつなぐウェビナー 1日目>
※途中休憩あり
※Great Smoky Mountains National Park = GRSM
「ようこそグレートスモーキーマウンテン国立公園へ」
  キャシウス・キャッシュ氏 (所長、GRSM)

「主催者挨拶/日本における科学とIP」
古瀬 浩史氏 (日本インタープリテーション協会/帝京科学大学教授)

「環境省における市民参加型の自然環境調査」
中島 尚子氏 (環境省自然環境局国立公園利用推進室)

「グレートスモーキーマウンテン国立公園の概要」
デイナ・ソーン氏 (マネジメントアシスタント、GRSM)
  公園の概要紹介。公園の景観、歴史、資源、ビジターサービスについて

「公園における科学」
リサ・マッキニス氏 (自然資源&科学部、GRSM)
  公園はなぜ、どのように科学的な情報を収集するのか?

「全分類群生物多様性インベントリープログラム(ATBI)」
ベッキー・ニコルズ氏 (水生昆虫学者、GRSM)
  公園の生物目録プログラムの最重要点について      

「ディスカバリー・ライフ・イン・アメリカ(DLIA)について」
トッド・ウィッチャー氏 (常任理事、DLIA)
  公園の科学におけるNPOパートナーであるDLIAの概要、
DLIAがどのように研究調査、教育、市民参加をサポートしているのかについて

Q&A

4/15(木) 朝7:00~10:00 <アメリカとつなぐウェビナー 2日目> ※途中休憩あり

「公園内での調査のコーディネートについて」
  ポール・スーパー氏 (調査コーディネーター、GRSM)
  公園がどのようにコーディネートし、つなぎ、園内の科学調査をサポートするのか

「公園におけるコミュニティ(市民)科学」
スーザン・サックス氏 (教育スペシャリスト、GRSM)
  ビジター、学生、地元住民へのハンズオンの教育の機会について

「コミュニティ(市民)科学」
ウィル・クーン氏 (リサーチ・スペシャリスト、GRSM)
  DLIAがどのようにして公園内におけるデータ収集ならびに情報共有をしているのか

「科学のデータを活用する」
ケンドラ・ストゥローブ氏 (データ・マネージャー、GRSM)
  どのようにデータ収集をコーディネートし、研究者と市民に効率的に共有するのか?
(Species Mapperを使って)

「市民のための科学をベースにした教材づくり」
  ローレル・ルマトゥア氏 (CEO、グレートスモーキーマウンテン協会)
  教育的な書籍、パズル、カレンダー、Tシャツなどの様々な商品の企画、
市民と科学をつなぐことを通した公園への貢献について

Q&A

4/15(木) 夜19:30~21:00 <ふりかえりセッション>

・インプットセッションのふりかえりと意見交換

・交流会

 


参考:

<インタープリテーションとは?>
地域資源(自然や文化、歴史など)の意味や価値を伝えることを通して持続可能な社会づくりに貢献する教育。自然公園や多様な教育の現場、観光などに活用されています。

<日米インタープリテーション研修会とは?>
日本インタープリテーション協会では、1995年よりアメリカ国立公園局の協力を得て、研修会を実施してきました。本場のインタープリテーションを、各分野の専門家や現役のレンジャーから直接学ぶ貴重な機会です。また、日米のインタープリターが交流する場にもなっています。

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お問合せ:

一般社団法人日本インタープリテーション協会

メール a.interpreter.jアットマークgmail.com
担当:長谷川、古瀬、増田

インタープリターズ・フォーラム2021 ONLINE 「インタープリテーションの今と未来」予告第一弾

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開催日
  2021年6月5日(土)・6日(日)・7日(月)
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 みなさま
こんにちは、インタープリターズ・フォーラム(以下IPフォーラム)2021実行委員の小川結希です。
2017年に始まったIPフォーラム、今年も開催いたします。IPフォーラムは、インタープリテーション(以下IP)について、
集まったみなさんと日々の活動の挑戦や工夫などについて共有したり、
これからのことを考えたりして、IPに関する知識や技術を高め合っていくことを目的に実施しています。
また、IPをこれから始める方にとっても、情報を得たりつながりを作れる場となることを目指しています。
集まりたい気持ちを押さえつつ、今年も、昨年に続いてオンライン開催となります。
詳細は後日お知らせいたしますが、パネルディスカッションや実践報告・研究発表などを予定しています。
 
みなさん、是非ご予定ください!

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一般社団法人 日本インタープリテーション協会
小川・長谷川
http://interpreter.ne.jp/
https://www.facebook.com/interpreter.ne.jp

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2月8日:第5回インタープリテーション実験室『幼児期の多様な育ちを引き出す自然体験を考える』

第5回インタープリテーション実験室『幼児期の多様な育ちを引き出す自然体験を考える』

近年、森のようちえんや子育て支援イベントなど、
幼児期対象の自然体験の場があちらこちらで見られるようになりました。
幼児への自然体験が重要視されているとともに、
育児中の保護者の方からのニーズも高まっているように感じます。
今回は、そんな幼児期の自然体験を成長に合わせて考えてみたいと思い、
「インタープリテーション実験室」を開催することになりました。

幼児期は成長が著しい時であり、1ヵ月でもできることが変わってきます。
そんな成長著しい幼児に対し、私たちはどれだけ成長に合わせた自然体験を実施できているのか、
他のインタープリターさんはどんな工夫をして、どんな失敗をしているのか、
みんなで共有し検討していきましょう。

今回は、保育と自然をつなぐ活動を長年実践してこられたウレシパモシリの高橋京子さんをゲストにお迎えし、
保育の視点で大事なポイント、幼児の好きな物・ことなどについて話題提供していただきます。

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『インタープリテーション実験室』(通称IPラボ)について

インタープリテーション技術の共有や向上のためのワークショップです。
企画者自身が掘り下げたいテーマを、半分は自分達のために、もう半分はインタープリテーションに関心を持つ仲間と共有するために企画します。
これまで、アートや音楽、感性、評価などをテーマに実施してきました。
通常は、実験室なので半日~1泊2日で実施していましたが、
第5回となる今回は、初のオンライン開催となり、参加していただきやすいように1.5時間としました。
短くはありますが、みなさんと有意義な時間を過ごせたらと思っています。

※広報や運営はできる限り簡素にして経費を抑え、
ゲスト謝金をご負担いただく参加費設定とします。
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実施日時:2021年2月8日10:30〜12:00
形 態:オンライン(Zoom)
対 象:幼児を対象に活動している、またはこれから活動したいインタープリター
定 員:20名(キャンセル待ちあり)
参加費:1000円

内 容:
1)ゲスト高橋京子さんからの話題提供「保育と自然を繋ぐ。日々の保育現場に自然を持ち込む」
2)みんなで幼児期に効果的な手法、アイディアを出し合う
3)みんなで共有:幼児への関り方での失敗談、食いついてもらえなかったこと
※みなさんで共有、検討したことは、お手元に残るよう、後で何かしらの形でお渡しします。

【ゲスト】
高橋京子(たかはしきょうこ)さん
自然保育コーディネーター、元国際自然環境アウトドア専門学校自然保育研究科非常勤講師。
ウレシパモシリ〜保育と自然をつなぐ研究会〜を主宰。
欧州の保育現場の視察や多数の保育園・幼稚園における自然あそびの実践を
とおして得られた知見をもとに、都市の保育環境でもできるように、
身近な自然の素材を保育教育資源として活かした遊びを創作。
独自の自然あそびを行うことで、子どもの五感を刺激し、感性を育むことの重要性を、
更には、多様性を持つ自然が子どもの多様な育ちを支え自己肯定感を高めることを、
広範囲の研修会・講演・雑誌等で伝えている。
ウレシパモシリWebサイト→ http://ureshipa.jp/

<お申込み・お問合せ>
直接メールにてお申込みください。
お申込みの受理後、担当からご連絡させていただきます。
(返信には2~3日かかることがございます。予めご了承ください。)

日本インタープリテーション協会
a.interpreter.j<アットマーク>gmail.com
担当:小川・長谷川

【重要なお知らせ】Peatixからの個人情報流出に関して

本協会が主催し、5月に開催しました「インタープリターズ・フォーラムONLINE」また8月に開催しました「チャリティオンライントーク」において、参加申込み受付に利用しました「Peatix」において不正アクセスによる個人情報流出事象が発生しています。
Peatixにアカウントを登録されておられる方には、Peatix社より直接お詫びとお知らせがメール送信されています。
なお流出したデータが既に第三者に渡っているという情報があります。Peatixに限らず他のサービスで同じメールアドレスを使用されている場合、同じパスワード(使い回し)や推察されやすいパスワードを使用していると不正ログインやアカウント乗っ取り等が行われることも予想されますので、別サービスにおいてもそれぞれパスワード変更等の自衛措置をとられることを強く推奨します。

https://peatix.com/event/1721625?utm_source=curated&utm_medium=ptxtop&utm_campaign=curated-events

リレーコラム/その8「ビジターセンターをコミュニティの視点で考える」

鳥屋尾 健 公益財団法人キープ協会環境教育事業部長/日本インタープリテーション協会フェロー

全国各地にある国立公園・国定公園をはじめとした様々なフィールドで「ビジターセンター」は、最もインタープリターが活躍する場所のひとつだろう。

館内に一歩足を踏み入れれば、その地域のジオラマや動植物の標本や模型、人と自然の関わりを感じられる実物や写真・図表が展示されている。カウンターではインタープリターが、心くすぐる解説からおススメの過ごし方までコンシェルジュのような対応をしてくれる。
ビジターセンターには、(1) 案内 (2) 解説 (3) 体験の促進 (4) 休憩・避難(5) 調査・研究(6) 管理運営の機能がある。
そして、現在、その機能を果たすために、コミュニティの育まれる場としての視点が、ビジターセンターにも求められてきているのではないだろうか。

(公財)キープ協会が運営にあたっている山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンターを例に考えてみよう。山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンターは、当センターは、各種コミュニティに貢献している面が複数ある。ここでは、4つの項目から考えてみたい。
コミュニティは、地域にとどまらず各種テーマへの興味関心等のつながりからの「メンバーがお互いの存在に価値を感じ自分の貢献がほかの参加者にプラスに波及すると信じられる状態」と定義して考えてみる。

1.ボランティア
ボランティアの方の主な活動は、以下2項目。①夏休み・秋の連休・センターイベント日等の館内解説や運営補佐、②月1での定例での自然調査・自然歩道等のメンテナンス。
ボランティア登録のきっかけは、「自然のことに興味がある」「同じ関心のある仲間とつながりたい」という面が大きな要素を占めている。ここでの活動を入り口に、各種地域の人の輪へ活動の場を広げていかれる方も多い。当初は、メンバー皆が集まる機会は少なかったが、メンバー同士の交流をしたい等の声も踏まえ、変化し続けている。
ボランティアコーディネートは、職員の重要な仕事のひとつである。

2.特別展示
センターでは、特別展示室を地域で活動する個人・各種団体に無料にて貸しだしている。
「八ヶ岳の自然や文化」「地球環境の保全」「人類の平和」がテーマであることが条件で、1~2週間の期間展示ができる。写真・絵画・立体物・・・多くは「八ヶ岳」をメインテーマに開催される。団体の場合は、展示会を行うこと自体が、その団体のメンバーのモチベーションになる。また、展示会をきっかけに主催者にちょっと会いに行こうと、旧交をあたためたり、新しい出会いの場にもなっている。

3.教育機関との連携
センターでは、地元高等学校の「課題研究Ⅰ」の授業の年間を通した活動の場になっている。
地域の自然に目を向け、そこでもっと探求したいと思ったテーマを掘り下げていく支援をする。地域の小学校の森林や自然をテーマにした授業や林間学校に関わる機会も多い。「地域学習」のテーマでは、地元小学校が地域の魅力を調べるその対象となると共に、その成果物をこちらで展示することもある。近接の保育園では、日々森の中での活動を行っており、センターは、自然に関するよろず相談所的機能も果たしている。
大学生・中高生のインターンや職業体験の受け入れも行っている。また、例年地元小学校の青年部の先生方の八ヶ岳の自然をテーマにした研修にも関わりがある。
地域の教育機関にとって「自然」を切り口としたテーマでの大切なパートナーとしての関わりがある。

4.ネットワーク(環境教育・地域ミュージアム・ESD・県立施設間等)
センターでは、複数のキーワードのネットワークに参画している。毎年3月には、やまなし環境教育ミーティングを「地域の自然を活かした教育・暮らし・仕事」をテーマに開催している。参加者が互いの活動を知り、協働できるきっかけとなる要素がこのミーティングにはちりばめられている。ここでの出会いをきっかけに、互いの活動での連携がうまれている。その最たる事例は、山梨マイクロプラスティック削減フォーラムがたちあがったことだろう。
また、施設間連携において、相互に知恵と情報・機会の共有をし、協働でのキャンペーン等も行っている。

これらのことは、大なり小なり各ビジターセンターが行っていることだろう。ビジターセンターには、その地域の自然を中心とした、人や情報が蓄積・編集される場である。調査研究の活動や、講演会や講座等の教育・普及啓発活動もそうした要素の一助となる。
「SDGs」「持続可能性」「地域循環共生圏」「レジリエンス」・・・・時代のキーワードの中、コミニュティの視点でビジターセンターが果たすべき役割に注目していきたい。
僕が何度も読み返している本から、以下一節を引用してこのコラムを閉じる。

【ネイチャーセンターはコミュニティを団結させ、近隣住民が地域の大切な場所を保護したり、持続的な土地利用を行ったり、子どもたちに生命の大切さを教えたりできるようにします。ボランティアやサポーターは、めざそうとしていることを意識し、コミュニティの人たちの心持ちを理解します。そして、自然を守り、心地よい休養の場を用意し、子どもや先生に野外教室を提供し、真のコミュニティ意識を芽生えさせ、生命の尊厳を育むのです。】

※『ネイチャーセンター~あなたのまちの自然を守り楽しむために~』ブレント・エヴァンズ/キャロリン・チップマン‐エヴァンズ=著 山本幹彦=監訳、田畑世良=訳 人文書院「はじめに」より抜粋

8月2日緊急開催!チャリティオンライントーク「インタープリテーションの新展開」

【ご参加とご寄付の御礼】
終了いたしました。74名の方のお申込み、支援金のご寄付額は206,000円(速報値)となりました。ありがとうございました。

私たち日本インタープリテーション協会の活動は新型コロナウイルス禍の状況のもと、オンラインに軸足を移しています。毎年、全国からインタープリターたちが山梨県の清里高原に集う「インタープリターズフォーラム」も5月31日にオンラインで開催をいたしました。
加えて7月3日から九州南部を襲った豪雨では、甚大な被害にあたって仲間たちが救援活動に奔走していますが、被災地支援活動に際してもウイルスの影響は大きく、県外からの支援はたいへん困難な状況にあります。そこで8月2日にチャリティオンライントーク「インタープリテーションの新展開」を緊急開催することといたしました。全国各地の現場で活躍されている本協会のフェロー9名が登場します。
今回の参加費は1,000円〜寄付としてお預かりし、チケット販売経費を差し引いた全額を災害支援金として、「RQ九州」へ寄託いたします。

8月2日の13時〜、15時〜、19時〜のそれぞれ3つの時間帯で開催しますので、ご都合の良い時間帯にご参加(視聴)ください。また参加申込者には全体セッション部分を録画で見ていただくこともできます。

皆さんのご参加・ご支援をお待ちしています!

主催:一般社団法人日本インタープリテーション協会
日時:2020年8月2日(日) 13:00~ 15:00〜 19:00〜(三部構成)
対象:インタープリター、インタープリテーションに関心をお持ちの方
定員:100人
内容:ビデオ会議システム「Zoom」によるトークセッション(全体+グループセッション)
参加費:①1,000円 ②3,000円 ③5,000円 ④10,000円
*4つの価格設定をしますが、金額以外に差異はありません。第1部〜第3部すべてに参加(視聴)していただけます。
(販売経費を差し引いた全額を「RQ九州」へ寄託します)

■申込方法
申し込みと参加費送金は「Peatix」を用います。以下から申込フォームに進み参加登録してください。
申し込みフォーム:http://ptix.at/h8iyy9
・事前に参加申込みが必要です。
・先着順で定員に達し次第締め切ります。

←QRコードを読み取って、申し込みフォームに進めます。

■当日の参加の仕方について
システムとしてZoomを使います。
申込者の皆様には、Zoomの参加情報をメールにてお知らせします。
ご参加にはパソコンやスマホ等の端末とインターネット環境が必要です。

プログラム:

13:00〜14:40

第1部「インタープリター・トレーニングの新展開へ」

来訪者や学習者に、質の高い体験と学びを提供するためには、インタープリターの育成、そしてスキルアップが欠かせません。第1部では「インタープリター・トレーニング」を取り上げます。
山本幹彦さんは欧米の環境教育プログラムの紹介や文献の翻訳で知られ、最近はスウェーデンの「野外で算数」のワークショップを各地で開催されておられます。また「インタープリテーション入門」の最新版の翻訳出版を準備中です。
山田菜緒子さんはアメリカの大学でインタープリテーションを学び、NAI(アメリカインタープリテーション協会)の大会にも継続して参加しながら、評価とトレーニングについて研究を進められています。
そして本協会理事の川嶋直さんからは「環境省国立公園満喫プロジェクト」での人材育成の取り組みについて紹介していただきます。

山本幹彦(NPO法人当別エコロジカルコミュニティ理事長/北海道)
山田菜緒子(金沢大学大学院人間社会環境研究科講師/石川県)
川嶋 直(日本環境教育フォーラム理事長/山梨県)
進行:古瀬浩史(日本インタープリテーション協会代表理事)

15:00〜16:40

第2部「エコツアー/エコツーリズムの新展開へ」

第2部は新型コロナウイルスの影響を大きく受けているエコツアー、エコツーリズムの最前線からの報告です。
新谷雅徳さんはJICA専門家として海外のエコツーリズム開発に携わられる一方、地元の静岡県富士宮で、高単価、高付加価値のインバウンドエコツアーを提供、現在は少人数グループをターゲットとしたグランピング施設の開発に注力されています。
小原比呂志さんは屋久島生態系の破壊に対峙するためにエコツアーを構築し、技術としてのインタープリテーションの実践と指導に取り組んできたパイオニアの一人です。現在ワーケーションDMC担当として厚みのある成熟したオプショナルエコツアーの開発とガイドのスキルアップに取り組んでいます。
森恭一さんは日本のエコツーリズムの草分け「小笠原ホエールウォッチング協会」に設立当初から関わりをもち、鯨類について観光資源と生物資源の両側面から研究、普及に取り組んでおられます。

新谷雅徳(一般社団法人エコロジック代表理事/静岡県)
小原比呂志(屋久島野外活動総合センター取締役/鹿児島県)
森 恭一(帝京科学大学生命環境学部教授/東京都)
進行:増田直広(都留文科大学/日本大学/帝京科学大学非常勤講師/日本インタープリテーション協会理事)

19:00〜20:40

第3部「対話を通じて意味・価値をつくりだす」

インタープリテーションは単に情報を伝えるだけの役割ではありません。第3部では「対話」に焦点をあて、新領域にチャレンジされている方々に登壇していただきます。
五味愛美さんはインタープリターとして培った経験を活かし、体験型の「婚活」イベントを企画・運営しておられます。
高橋真理子さんは「宙先案内人(Cosmos Navigator)」として、「病院がプラネタリウム」などで星空を届け、星で人をつなぐ、星と人をつなぐ活動を行ってこられました。
川廷昌弘さんは、SDGs(国連持続可能な開発目標)の達成に向け、行政、ビジネス、市民など様々なアクターを「つなぐ」活動に注力されています。

五味愛美(五味五感企画主宰/山梨県)
高橋真理子(一般社団法人星つむぎの村代表理事/山梨県)
川廷昌弘(株式会社博報堂DYホールディングスCSRグループ推進担当部長/神奈川県)
進行:高田 研(都留文科大学教授/日本インタープリテーション協会監事)

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■お問合せ
一般社団法人日本インタープリテーション協会
メール a.interpreter.j@gmail.com
担当:長谷川 幸子、小川結希

『インタープリターズ・フォーラム 2020 ONLINE』を開催しました(記録動画公開)

5月31日に『インタープリターズ・フォーラム 2020 ONLINE』を開催いたしました。
当日の内容を全部で14本の動画リストとして公開いたしました。(一部未収録のものもあります)


(画面右上の「1/14」とあるところをクリックすると、14本のリスト全体が見られます)

毎年、全国からインタープリターたちが山梨県の清里高原に集い、交流や情報交換を行ってきました。今回も1月から具体的な開催準備をはじめましたが、新型コロナウイルスの状況に鑑み、オンラインで開催する運びとなったのでした。

なにぶん、開催する私たちも大規模な参加型の集会をオンラインで実施する体験は初めてでしたので、毎週のようにZoomで実行委員会を開いて、フォーラム全体の企画について議論するのはもちろん、Zoomをフル活用するための技術的な検証や練習を行いました。4月25日には「インタープリターZoomミーティング」を開催し、100名近い方々に参加をいただいて、オンラインでの大規模な参加型集会の運営経験を積むことができました。

『インタープリターズ・フォーラム 2020 ONLINE』を有料開催することで、どれだけの方々にご参加いただけるか、実行委員会ではたいへん気をもんでおりましたが、おかげさまで160名近い方々の参加をいただくことができました。

全体会場のほか、全部で4つの会議室を同時に開き、複数のテーマセッションや研究発表セッションを並行して行ったり、休憩室やおしゃべり部屋を設けるなど、あたかも実際の会場に行って部屋を渡り歩いて参加者同士挨拶したりおしゃべりしたりできるような雰囲気をつくり出しました。

また、昼休みに、ちょっと外の空気を吸いにお散歩していただいてスマホやデジカメで「#こんな時こそ身近な自然観察」写真を撮影していただき、それを一つのスライドショーに仕上げるという企画も行ってみました。

いずれも、インタープリテーションはもちろんのこと、数多くのイベントや集会、研修講座、学会大会などの経験を踏んできた実行委員たちのアイデアを詰め込んだものになったのではと思っています。ご参加いただいたみなさんからのアンケートを拝見し、概ねご好評をいただいたものと思います。

「インタープリテーションの今とこれから」をテーマに、全体会やテーマセッションで話題提供をしてくださった皆さん、そして研究発表セッションで研究発表をしてくださったみなさんもありがとうございました。とりわけ遠くカリフォルニアから貴重なお話をいただいたトッド・ヒサイチさん(USNPSパークレンジャー)には深く御礼申し上げます。

『インタープリターズ・フォーラム 2020 ONLINE』実行委員会
小川結希、川嶋直、坂田大輔、関根健吾、高田研、鳥屋尾健、西村仁志、長谷川幸子、林浩二、古瀬浩史、増田直広、増田由香子、森恭一

「Japan-US Webinar on Park Interpretations during COVID-19」を開催

「Japan-US Webinar on Park Interpretations during COVID-19」をアメリカ国立公園局国際部、日本の環境省自然環境局の協力のもと、開催しました。
新型コロナウイルスの状況のもと、アメリカの国立公園局管理サイトもクローズを余儀なくされていますが、デジタルデバイスやSNSを駆使して情報発信に努めている様子や、再開園をする際の対策や対面プログラムの実施方法など貴重な情報を知ることができました。
日本から環境省の自然公園利用推進室の中島室長、大山隠岐国立公園の辻田所長、そして本協会理事で日本環境教育フォーラムの理事長でもある川嶋直が日本の国立公園の状況と今後の再開にむけた取り組み、そしてインタープリテーションや自然体験活動の現状について報告させていただきました。
韓国、中国、タイ、オーストラリア、ジョージア、ナイジェリアの国立公園担当者からの参加もあり、それぞれご発言をいただきました。
たいへん有意義な機会となりました。この様子は5/31の「インタープリターズ・フォーラム2020 ONLINE」で報告します(参加申込受付中!)

Youtubeでも録画を公開しました。